PNF

アメリカの医師と理学療法士が共同で開発した運動療法が「PNF(固有受容性神経筋促通法)」です 固有受容器(センサー)を刺激することで 脳・脊髄レベルで刺激して筋活動を活発にする療法です脳卒中の麻痺やスポーツ傷害(外傷・障がい)、健常者の筋力アップなどに用いられます

 

 

固有受容器とは?

①位置、②動き、③力のセンサーで簡単に言えば、目を閉じた時に体の動きを教えてくれます

 

 

PNF運動パターン

PNF運動パターンは対角線上でのらせん状の運動パターンです

球技や武道の動きの中で最大限に力を発揮する時の運動パターンを分析して集大成されたものがPNF運動パターンです

 

例えば、サッカーバールを蹴ったりバレーボールのアタック・テニスのサーブのような機能的で効率的な運動パターン(PNF運動パターン)を繰り返し練習していきます

運動パターンはほかの直線的な運動パターンと比較し効率的にパフォーマンスが向上することが明らかになってきています

 

 

パーソナルコンディショニングセラピスト協会

PNFと脳との関係を解明する

運動パターンを分析するにあたって欠かせないのが脳の動きです

PNFの脳への影響はfMRI(機能核磁気共鳴断層装置)という装置を用いて研究が進められています

抵抗の方向や抵抗量の違いによる脳の血量の変化を研究することにより

PNFが脳に及ぼす効果を検証し効率的な運動療法を開発することができるのです

 

 

fMRIで歩行と運動の関連を明らかにした所長の関連論文

■ Shiratani T, Arai M, et al. The effects of a static contraction of pelvic posterior depression on the brain activities induced by a fMRI in the normal volunteers. 8TH International Society of Physical & Rehabilitation Medicine (Cancun) 2014.

 

■Shiratani T, Arai M,et al. A comparison of the movement directional related activity of antagonist resistance exercises using fMRI. J Rehabil Med (suppl 54). S416-S417, 2015.