呼吸と筋膜

呼吸運動

1) 十分に胸やお腹の柔軟な動きがある場合は呼吸筋のリラクゼーションが良好です

 2) 呼吸により筋連結した遠隔の筋が収縮してリラクゼーション効果が得られます

 

 

呼吸により横隔膜が収縮すると、筋連結した腹横筋も収縮します(Hodges、1997)

腹横筋は胸背筋膜を介して3kgの力を伝達する能力があります (Barkerら, 1999)

 

胸背筋膜は手、頭、足の筋に筋膜により連結しているので 深い呼吸により横隔膜から手足に力が伝達されています

力が伝達されると筋肉は緊張して硬くなってきます

硬くなった筋肉を刺激して緊張を増大させることにより筋力をつけます(ストレッチ筋膜法)

 

緊張した筋肉を休ませるとストレッチ筋膜法をする前より筋肉がリラックスして痛みの軽減を伴ったリラクゼーション効果を得ることができます

 

Hodges PW et al., Contraction of the human diagram during rapid postural adjusments, J Physiol 505: 539-548, 1997.

Barker PJ., Briggs CA., Attachments of the posterior layer of lumbar fascia. Spine., 24(17):1757-1764.1999. 


呼吸筋のリラクゼーションができてない場合の原因は?


・呼吸器疾患の悪化(呼吸困難の増悪、咳や痰の増量)--->これは内科での管理が必要です

・腕や脚や体の柔軟性がなくなったりや力がでない

・姿勢や動きの左右差が若い時や痛みがない時より大きくなっている 

 


コンディショニング法

呼吸により筋連結した遠隔の筋が収縮してリラクゼーション効果が得られるので

遠隔の筋群の強化により筋膜の伝達で呼吸運動に関係した筋肉のリラクゼーションと強化ができます

コンディショニングによる柔軟性の増大や力をアップにより呼吸運動が楽になります

 

リラクゼーションしない場合はカイロプラクティック呼吸法を用います